漢方辞典

心の病気

春の自律神経の乱れ

春になると「何かイライラする」「やる気がでない」「眠い」など自律神経が乱れた症状が強く出ていませんか?

そんなの「年中そうだわ」という方も多いかもしれません!
ストレスの多いこの世知辛い世の中ですから、日本では5人に1人がうつ病になっているとも言われています。
原因はいろいろ人それぞれで、この分野は一筋縄ではいかないということもわかっています。
ストレスをためない方法を書いた書籍などもいっぱい発行されていますよね。
そこで「中医学」の知恵がお役に立てるかもしれません!

肝と中医学理論
中医学では、感情と内臓の間には密接なつながりがあると考えています。
精神的なストレスの影響を一番受けやすい内臓は、「肝」。
生命エネルギーである「気」が、ストレスによってスムーズに流れなくなる、
つまり、「肝」によるコントロールがうまく行われなくなると不調が現れます。(現代医学の肝臓とは少しニュアンスが異なります) 
そのため、「肝」が不調だと、イライラする、怒りっぽくなる、ため息が出る、のどが詰まる、胸がすっきりしない、上腹部に膨満感を覚える、ガスがたまる、乳房が張るといった症状が出ると考えられています。
また、中医学では物事がうまくいかず少し落ち込んだ時も「うつ症」「肝うつ」などと表現いたします。

「春眠暁を覚えず」という言葉がありますように、春は肝がちょっとしんどい季節。
そのため情緒不安定になりやすいのかもしれませんね。

「チャングムの誓い」という韓国ドラマが昔NHKで放送されていましたが、宮廷の医女になったチャングムが政事でイライラしている王様にかけた「春は散歩などをして発散しましょう」というセリフからもわかるように、滞った気を発散することが養生として大切なようです。
逆に、春という気持ちの良い季節を楽しむことを考えてみますと寝つきもよくぐっすり眠った後、気持ちよく目覚め、食事も美味しく適度な運動をして日々充実した春を実感できる事が理想ではないかと思います。
それを目指して、まずは、あなたの体質に合った漢方で改善してみませんか!?

広島中医薬研究会 情報委員
柳父研一(やなぶ養神堂薬局)
■イスクラ温胆湯(うんたんとう)エキス顆粒 【第2類医薬品】
効能・効果
体力中等度以下で、胃腸が虚弱なものの次の諸症:不眠症、神経症
■イスクラ酸棗仁湯(さんそうにんとう)顆粒 【第2類医薬品】
効能・効果
体力中等度以下で、心身が疲れ、精神不安、不眠などがあるものの次の諸症:不眠症、神経症
■イスクラ婦宝当帰膠(ふほうとうきこう) 【第2類医薬品】
効能・効果
更年期障害による下記疾患:
頭痛、肩こり、のぼせ、めまい、耳鳴り、貧血、腰痛、腹痛、冷え性、生理不順、生理痛

■ミンハオ【健康食品】
西太后が抑うつ症状改善のために服用していたという「琥珀」、真珠母貝の真珠層部分で美白と寧心安神の宝石生薬として知られる「珍珠母」、中国遼寧省東部に分布するマンシュウウコギの果実で地元の人々がお茶がわりに健康増進に役立てている「短梗五加果」を配合した健康食品。